10/11
メキシコシティのモーテルを出発し、
次なる目的地にGUADALAJARAを選んだ。
メキシコシティ内にある高速は日本の首都高のように車が多く、
ごちゃごちゃしており、どこで降りれば良いのかわからない。
適当に走りつつも最初のガススタンドで給油を済ませ、
GUADALAJARAがどちらなのか聞いてみる。
言葉は通じない。
その光景を見てたくさんの人間が集まってきて、
なにやらいろいろと話している。
その中の一人のタクシーの運転手が
「途中まで行くから着いてこい」みたいなことを言っている。
言葉はわからないが多分そんな感じ。
メキシカン 優しい。
ガススタンドのみんなにお礼を言い、タクシーについていく。
しかし、とんでもないスピードだ。。。
見失わないように着いていくのが精一杯。。。
しばらく走ると、ハイウェイ57Dがある。
タクシーもそこで止まり、車から降りてきて
「ここを行けばグアダラハラにいける」みたいなことを言っている。
彼にお礼を言い、57Dを走る。
57Dは有料道路。
料金所がある。
メキシコは日本のハイウェイのように出口で走ってきた距離分を清算するというものではなく、入り口で次の料金所分までの料金を支払うと言うシステム。
なので料金所がたくさんある。
だいたい50キロ程度走ると料金所があり、そこでまたお金を払う。という感じ。。。
なんだか面倒なうえに、何度もお金を払っていると言うのが損している気持ちになる。
地図を見ながら57Dから90号へと乗り換える。
道路を走っていると目の前に看板で行き止まりを示す標識があった。
見ると目の前の道路が土砂で埋まっているのである・・・
しかたなく標識の指示に従い、回り道をし、また90号へと戻る。
途中、大きなドライブインに停まると
ホテルもそこにあることがわかった。
日も暮れ始めたので今日はグアダラハラへの到着はあきらめ、
1泊することにきめた。
お店の中に入ると、ご飯が食べれるスペースとお土産など、
さらにテキーラがたくさん売っていた。
そのドライブインはどうやら大家族で運営しているようだ。
オーナーであろう、パパは笑うセールスマンの
もぐろふくぞうみたいな人で、彼に
「1泊OKか?」と言うと10ペソだと言う。
安い!
部屋にはもぐろの息子であろう、4歳児ぐらいの子供が案内してくれた。
部屋に入ると10ペソらしい部屋だった。
テレビも無ければラジオもない、あるのはベッドとトイレとシャワーのみ。
しかしそれでもぜんぜん構わない。
荷物を降ろし、先ほどのドライブイン内で食事を取ろうと向かう。
ご飯は30ペソで数種類の料理の中から数品選べる。
主食になる、トルティーヤは10枚ほどついてくる。
安い。
テキーラも買ってみることにした。
700mlのペットボトル容器に入ったテキーラは40ペソとこれまた安い!
ショップ内でテキーラを飲みながらご飯を食べていると、
ショップも閉店の準備をし始めている。
もぐろパパの息子たちは数人降り、
仕事を手伝ったお駄賃なのかお金をもらい、
同じスペースにある、ゲームコーナーでゲームをしている。
また、パパやママ、姉などはテキーラを飲み始めている。
見ると部屋へ案内してくれた5歳児ぐらいの子供も同じように何か飲んでいる。
「テキーラ?」と5歳児に話しかけると
「シー(そうだ テキーラだ)」と言った。
5歳児もテキーラを飲む国、メキシコ。
走行距離:428キロ 総走行距離:16962キロ