37日目

2006/09/26
昨夜は大変だった。。。

カップルと32歳ニートの大騒ぎが
深夜にまで及んだ。。。

あまりにもうるさく深夜に目が覚めると、
32歳ニートが
「お前らはマリファナで俺はビールだ!」などと言っている。

その後なにやら「マリファナは良くない!」みたいなことを言い出し、
最初は仲良く3人で騒いでいたのに32歳ニートはどんどんと会話がエスカレートし、
口論しはじめた。「やるのか!やらねぇーのか!かかってこい!」みたいなことを言い始め、結局深夜だと言うのにカップルはテントをたたみどこかへ消えてしまった。

その数分後ぐらいにキャンプ場にパトカーが来た。。。と言うことにまで発展した・・・
結局うるさかった元凶のカップルが消えたので良しとしよう。

朝起きると32歳ニートはすでに起きて外で38歳未亡人と話している。

32歳ニートは僕を見つけると「昨日はすまなかったな」と謝ってきた。
僕は「ノープロブレム!」と返答する。

結局今日もやることがないので以前ニューヨークで買ったポストカードに
今どこにいるかなどを書いて日本に送ることにした。

が、送り先は家族ぐらいしかいないので「楽しく旅してます。日本に帰ったら仕事探します」と言うことを書き、ポストオフィスで投函することにした。

バイクに乗りポストオフィスを探しに行く。

が、なかなか見つからない。。。
パンク補修剤でケアしているとは言えあまり遠くまで行くことは出来ない。

結局ハガキの投函はあきらめ今日もビーチへ遊びに行くことにした。

今日は昨日とは違うビーチを見つけたのでそっちへ行ってみる。

海は昨日と同じようにすごくキレイだ。。。

砂浜で横になり、日焼けをする。

痛い・・・

体が熱くなったので海で冷やそうと入ってみる。

痛い・・・

貝が、、、痛い、、、

足の裏を切りそうで怖かったので、海面で寝るような状態でプカプカ浮いていた。

気持ち良い。

その後おなかがすいたので最寄のサブウェイに行った。

サブウェイは日本のファーストフードと同じように若い男女であふれかえっており、
みんな色黒で体格も良い。

希望に満ち溢れた若い男女を見ているようでどことなく後ろめたさを感じながら
「サブウェイ全部入れ」を食べて海水浴の疲れを取った。

その後またバイクでちょっと走るとまた違うビーチを見つけた。

こっちのビーチはまわりにお店なども無く、人も少ないようなので穴場スポット的だった。

ビーチに下りてみると人が少なく、本当に穴場スポットだった。

同じように日焼けをし、また熱くなった体を冷やすため海に入る。

体が痛い、、、

こっちのビーチは先ほどのビーチよりも貝は大きくないので足の裏は痛くないが、
それでも恐いのでまた同じように海面でプカプカ浮く状態で寝ていた。

が、波が強い・・・

逆波も強く、気づくとだいぶ沖まで来ている!
しかも、、、泳いでも泳いでも陸が遠ざかっていく!!!

ってか、、、

僕溺れてる?・・・

昔水泳教室で言われたとおりのクロールの泳ぎ方を思い出しながら、
ガンガン水をかく。

もうちょっとだ!頑張れ!

と必死になっていると、「ピッピッピーーー!!!!」と甲高い笛の音が聞こえた。

陸を見ると四輪バギーに乗ったライフガードの人がこちらに近づいてくる!!!

うおおおおおお!!!

彼が来たと言う安心感から最後の力を振り絞り、
なんとか自力にて陸にたどり着くことが出来た。

陸に着くと彼がライフガードの人がなにやら言っているが
息切れでなにを言っているか聞き取れない。

どうやらここの海は危険なところらしいのであまり奥まで行くなみたいなことを
言っているようだ。

彼に「知らなかった ソーリーソーリー」と言い
キャンプ場へと帰ることにした。

フロリダの海は恐い・・・

途中スーパーマーケットでトルティーヤとチリビーンズ缶を買って、
今晩はタコスを食べることにした。

キャンプ場に着くと32歳ニートはすでにおらず、
38歳未亡人だけだった。
彼女はハンバーガーを食べている。
体系はスリムだ

未亡人は僕を見つけると「昨夜はうるさかったわねぇ~」と声をかけてきた。
「オ~イエェ~ス~」などと返答し、ちょっと早いが明るいうちに夕食の支度をしはじめた。

夕食の支度をしていると1台のパトカーが見回りに来た。
特に異常もなさそうなのですぐに帰って行った。

チリビーンズ缶を温め、トルティーヤにはさみながら食べていると
また一台の車がキャンプ場に入ってきた。

見るとテントサイトまで来る。

テントのキャンパーか、などと思い見ていると、やはり車が僕の隣のサイトで止まる。
助席から降りてきたのはなんと32歳ニートだった。
しかも昨日と同じTシャツを着ている。

車は32歳ニートを降ろすとどこかに行ってしまった。
友達かなにかなのだろうか?

32歳ニートはどうやらホームレスである可能性も出てきた。

彼は昨日と同じテントを組むと、夕飯の支度用に
木の枝を集め始めた。

カナダやアメリカのProv ParkやState Parkは落ちている木などを拾って
キャンプファイヤーをすることを禁止しているがここのパークは良いようだ。

彼は枝を拾い集めると慣れた手つきで火をおこし、
バックの中からビーンズ缶を一缶取り出し、蓋をあけ、炎の上に置くようし、
暖め始めた。

まさかあれが夕飯?あれだけなのか?などと不思議そうに見ていると
32歳ニートは僕に「これが俺のディナーなんだぜ」などと声をかけてきた。

やはりそうなのか。。。

トルティーヤをあげたかったがすでに全部食べ終わっていたのであげることは出来なかった。

ごめんよ 32歳ニート

彼はビーンズ缶を温めながら未亡人と話している。
目つきがいやらしくどうも下心があるようだ。

未亡人のほうはあまり話しに興味が無いらしく軽くあしらっている。

頑張れ 32歳ニート

走行距離:79キロ   総走行距離:11713キロ

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